江戸の粋を暮らしに取り入れるには・・・(1)

高田喜佐さんの『暮らしに生かす江戸の粋』(集英社be文庫)を書店で発見して、表紙のポチ袋の写真にすっかりヤラれてしまい、早速購入した。

このポチ袋はどこのだろう?とページを繰ってみたら、舞扇でおなじみの浅草の老舗・文扇堂さんのだった。最近、別に誰かにご祝儀を差し上げたり、お小遣いをあげたりするわけでもないのに、ポチ袋が気になっている。
浅草に行くと、時間が許す限り江戸屋さんという紙ものを売っているお店に立ち寄っては、チェックしている。ここにもちょっと粋なポチ袋があるのだけれど、高田さんおすすめの文扇堂さん製のものもあったのかもしれない。
わたしは、ちょっとしたきっかけで、青海波を自分のテーマ柄にしようと決めたのだけれど、手ぬぐいや印伝の袋物などは見かけるけれど、なかなか紙ものには出会えない。なので、この本の表紙写真の中に、江戸屋さんで見つけたのとは別の、青海波をあしらったポチ袋を見つけて「ウワ、あった!!」となってしまったのだった。