こいつぁあ春から・・・(2)

また後半の、家元・談志師匠が弟子たちについてコメントしていくコーナーでは、談春さんへの絶賛の嵐。これまで、志の輔さんや志らくさんについては、談志師匠のお褒めのことばは、ずいぶん読んだけれど、ここまで談春さんを褒めたのを目にしたのは、初めてだったので、追っかけとしては嬉しい限り。

そして、さらに。この本を読んだことがきっかけで、あの福田和也さんが、なんと暮の談春さんの独演会を聞きに来ていたそうで(昼の部)、1月15日号の「週刊新潮」の連載に「談春は凄いぞ!」というタイトルで、これまた大絶賛コラムとなっている。福田さんが落語について、どのくらいお詳しいのか、わたしは知らない。しかし、以前から好きな書き手の一人であった福田さんが、ここまで褒めてくださると、これまた追っかけとしては、嬉しい限りだ。

「こいつは春から、縁起がいいわぇ」