オイオイなランチ

最近できたという居酒屋のランチが「コストパフォーマンスがいい!」と、わが職場の大食漢No.1を争う男子が言うので、じゃあ、行って見る?ということで、部長以下男子4名と一緒に行ってきた。まぁ、料理はランチでこのお値段だったら、確かにコストパフォーマンスはいいかもね?の味と量だった。
しかーし。恐らく赤坂という場所柄でしょう。昼だというのに、すでにかなりアルコールを摂取してるな!という若者男女5人組が隣のテーブルに。われわれが席についたときは、仲良く歓談中だった。こちらも5人で、4人がけのテーブルのお誕生席に一番若い男子が座って、ダンベルダイエットの話などをしていたら、隣のテーブルの雲行きがややおかしい。それでも、特段大きな声を出すわけでもないし、まぁちょっとした口喧嘩だろうと思っていたら、片方の男の子が自分の前にあったグラス(氷のとけた水分が若干のこっている)を真正面に座っている男の子に投げつけた。
ガラスの割れる音にびっくりしたウチの男子が立ちあがって振りかえると、今度はグラスを投げられた方の男の子がお返しに、グラスに残った水をかけた。「やめなさいよ〜」「やめろ」と弱弱しい声で一応、連れの男女が止めてはみたものの、二人はすでにヒートアップしており「どうにも止まらない」状態。
最初にグラスを投げた方の男の子が今度は、パンチを繰り出す。だが、わたしとわたしの隣に座っていた、ウチの大食漢氏からは、そのパンチは”ネコパンチ”にしか見えなかったのだった。
何発か食らった方の男の子が、再びグラスの底に残っている水を、顔めがけてかける。これで、普段は笑顔を絶やしたことのない、ウチのお誕生日席の男子がさすがにムっとした顔で「やめてください!」と言ったが、そんなのではもう止まらない。店はおねえさんが二人で切り盛りしていて、結構手一杯らしく、この辺りまで騒ぎが大きくなってやっと、留めに入ってくれて、パンチを食ったほうの男の子が捨て台詞と三千円を放り投げて出て行ったことでTHE ENDとなったのだった。
可哀想なのは、ウチのお誕生席に座っていた男子である。何の関係もないのし、何がなんだかわからないうちに、グラスの水が勢い余ってかかってしまい、Yシャツとパンツの一部が濡れてしまった。そんな事態になっても、連れの3人はただオロオロするばかり。帰る間際に一応、最敬礼で謝っていったので、許したけど・・・。
「喧嘩をするなら、外でやれ〜!」と言いつつ「こんなドラマみたいな喧嘩のシーンは、最近はめったに見られないから、ま、いいか?」「でも昼飯時にはやめて欲しいよね」なんて言っていたら。
”情報通”と呼ばれる男子が「いや、いいパンチがゴンゴン入ってましたよ。いい音してましたもん!」と嬉しそうに報告。わたしと大食漢氏は「ええ、あれってネコパンチじゃなかったの???」と聞いたら「だって、帰る時、打たれた方の男の子の目じり、パックリ切れてたでしょう?」だそうな。
なにはともあれ、昼時に他の客の迷惑も顧みず、水の掛け合い、殴り合いの喧嘩はやめてくれ〜!!
写真は、大食漢氏おススメの「王様弁当」。トンカツは実は2枚だったりして、もうひたすらびっくりでした。