「鶴八鶴次郎」

昨日、TSUTAYAで借りて来た「鶴八鶴次郎」を見る。これは、新派の舞台でもよくかかった作品で、花柳も鶴八を演じているという。
映画の配役は、鶴八が淡島千景(若くて、かわいいし、きれいだ)、鶴次郎が高田浩吉(20年前の仲三郎さんがこんな感じだったような気が・・・)、松崎が山村聰、ちょこっと出て来る守田勘弥に蓑助さんがつきあって、鶴次郎の弟子の鶴一が石浜朗(これまた、若くていい男だったんだ・・・)、その女房になるお新が小山明子!(前半は可憐で、後半の暮らしに疲れた感じがまたいい)、五厘の佐平が多々良純、興行師の竹野を柳永二郎さん(誰だかわからなかった!)。
スタッフも、衣装考証が伊東深水時代考証吉井勇と、豪華版だ。
鶴八の着付けを見ると、半襟をすごーくたくさん出して着ている。特に、舞台衣装のときがそうだ。普段着は、そうでもないけれど、それでも今の着方からすると、かなり半襟が出ている感じ。ただし、夫婦になる前のお新は、そんなにたくさん半襟を出してはいないので、年齢とかシチュエーションでその辺の加減は、変わったのでしょう、多分。
新内の吹き替え(さすがに、吹き替え無しでは無理だよな)が、若狭太夫(今の、若狭掾さん?)と鶴三郎さん。「蘭蝶」「明烏」など、お馴染みの曲が舞台シーンでけっこうたっぷりと出て来る。幕切れで、表を通る流しが語っている「心して〜」は、なんだっけ・・・。後ほど、調べます(汗)。

鶴八鶴次郎 [VHS]

鶴八鶴次郎 [VHS]