「祇園囃子」

TSUTAYAで借りたもう1本。若尾文子がめっちゃ可愛い! そして、置屋のお母さん(若尾文子は「ねえさん」と呼ぶくらい、若い)が、木暮実千代。これまたきれいだ。芸妓さんや舞妓ちゃんのきものもたっぷり見られて、これは嬉しい1本だった。ちなみに、舞妓ちゃんの豪華な刺繍半襟って、ああいう風になってるんだぁ・・・という発見あり。「鶴八鶴次郎」の鶴八の半襟たっぷり見せとはまた違う趣があるのだった。
店だしの日に、お客に飲まされて酔って屋形に帰って来て、女中さん?に手伝ってもらいながら、パッパときものを脱いで行く若尾文子が可愛いこと。後年の若尾文子というと”耐える女”というイメージがあるのだけれど(これって、わたしの勝手な思い込みだろうか?)、若き日の若尾文子は、ポンポンと思ったことを口に出し、行動もする娘っ子というイメージが、ぴったり合っていた。一方、木暮実千代はというと、これまた後年のイメージだと、ちょっと意地悪なおばさま(失礼!)なのだけれど、それとはちょいと違う役柄であった。女の意地を通すぞ!という気概が感じられる。ま、1本出演作品を見たからって、それがすべてではないのは、当然なのだけれど・・・。
スタッフ・キャストなどは、こちら*1で。
ちなみに、原作は川口松太郎だった。どこかでやっぱり繋がっているなぁ・・・。

祇園噺子 [VHS]

祇園噺子 [VHS]