六世中村歌右衛門5回忌追善興行夜の部@歌舞伎座

又五郎さんのお姿を拝見したかったもので、横浜から東銀座へ。無事に口上には間に合った。六世歌右衛門追善ということで、顔ぶれはなかなか豪華版。左團次さん、勘太郎くん、福助さんあたりの思い出話がウケていましたね。
お目当ての又五郎さんは、勘三郎襲名の時よりもお元気そうにお見受けした。さすがに、他の皆様にくらべると、お声は小さいけれど、長いこと一緒に切磋琢磨しあったお仲間であるだけに、その言葉には重みがある。まだまだ、お元気で時折でよいので、お姿を見せてくださいませ。
続いて「時雨西行」。いやぁ、びっくりであった。何にびっくりかというと、地方さんに、なのである。わたしにとっては久しぶりの里長さんがタテで、ワキに小良次さんが!! お元気そうで、お声も変わらず・・・。しかし、トメにすわった若者は、ちょいと気張り過ぎというか、体を動かしすぎではないでしょうかねぇ。義太夫じゃないんだから、そんなに上体を動かさなくても・・・と思ってしまいましたよ。梅玉さんは品のあるお姿であったが、山城屋さんが、どうなんでしょうかねぇ・・・。足音大きすぎだと思うのだけれど・・・。素足であんなに大きな音をたてて歩くのを、初めて観た気が・・・。本日は、ひたすら山台に目が行ってしまい、踊りはほとんど・・・(爆)。