市川崑監督

夕方、携帯電話のフラッシュニュースで知って、びっくりしました*1。つい最近まで、作品を撮っていらっしゃったような気がしていましたが・・・。今年に入ってから、息苦しいと訴えて入院されていたとか。まだまだ、現役で作品を撮り続ける方だと思っていたのですが、92歳だったんですね。
わたしにとって、市川監督というと、まず思い出すのが「黒い十人の女」です。ピチカート・ファイブの小西さんがぜひ！と言い出して、渋谷のシネマライズでリバイバル上映があり、レイトショーで見て、衝撃を受けました。

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斬新な映像と、10人の女優さんたちがそれぞれ魅力的で、なんてスタイリッシュな映画なんだろう！と。公開当時はまったく話題にならなかったそうですが、まさに「早すぎた！」
っていう感じだったんだろうな、と思いました。
映画館で初めて見た、市川作品は「細雪」でした。よき昭和がスクリーンいっぱいで、衣裳や美術の美しさに目を奪われました。

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そして、「木枯らし紋次郎」！（笑）。子供ながらに大好きなドラマでした。中村敦夫さんは、これで一躍スターダムにのし上がったんですよね。

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木枯し紋次郎中山道を往く〈2〉塩尻~妻篭 (中公文庫)

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木枯し紋次郎 DVD-BOX III 新・木枯らし紋次郎 編

木枯し紋次郎 DVD-BOX IV 新・木枯らし紋次郎 編

上条恒彦さんが唄ったテーマ曲も、大好きでした。

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そして、最近別の監督さんで、ドラマ化されましたが、なんと、市川監督は、浅見光彦シリーズも手がけていらっしゃったんですね。びっくりです。お能が舞台ですし、これは見なくては！

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そして、なんと主題歌は中森明菜の「二人静」だったんでしたね・・・。

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ここ数年、自作のリメイクをいろいろと手がけられていましたが、「黒い十人の女」のドラマ版を見て、ちょっと辛かったので、「犬神家の一族」とかは、見ませんでした。でも、角川の「金田一シリーズ」は傑作でしたね。映画館では見ていませんが、テレビやビデオなどで、見ました。

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映像の美しさ、斬新さを市川監督の作品で、たくさん見せていただきました。ありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。

*1:http://www.asahi.com/obituaries/update/0213/TKY200802130274.html