求む!新版『半七捕物帳を歩く』

『銀座旅日記』つながりで、『半七捕物帳を歩く』読了。
田村さんが取り上げた回で、内容をしっかり覚えていたのと、そんなのあったっけ?状態なのと、比率で言うと3:7ぐらいかもしれない。半七好きと名乗るには、まだまだ読み込みが足りないな…。田村さんは「捕物帳」に気を使って、ネタばらしにならないような書き方をされているので、よけい、思い出せない回が気になって、再読するぞ熱が高まる。朝日文庫はどうやら長期品切れか絶版にしてしまったようなので、ちくま文庫か、光文社文庫あたりがもう一度出すと、販促効果は大いにあるかもしれない。あ、その時はぜひ、高梨豊さんの写真も収録していただきたい。
さらにいえば、四半世紀近く前の本なので、田村さんが歩いたころの東京から、さらにかなりの変貌を遂げているだろう。それなりの方が現在を取材したものを加えていただけると、なお有り難い。

半七捕物帳〈1〉 (光文社時代小説文庫)

半七捕物帳〈1〉 (光文社時代小説文庫)