『雷桜』

これまで読んだ、宇江佐真理さんの作品とは、ちょっとタイプが違うけれど、人と人の心のふれあい、人を思う気持、そんなものを描いているという点では、同じだ。
北上次郎さんが、解説で絶賛していたのも、確かにそうだなぁと納得。「雷桜」というタイトルの謂われは、想像した通りだったのだけれど、そう来ましたか!という展開は、お見事。

雷桜 (角川文庫)

雷桜 (角川文庫)

初めての「ブ」

実家に行く用事があって、帰りに新宿五丁目の「ブ」に初めて行ってみた。広さは、原宿店の1/3くらいかな? ワンフロアーで、105円の棚は、少ない割に、拾いものがいくつか。ただし、本の状態が全般にあまりよくないので、敢えて見送ったものも何冊か。単行本の105円棚も、数は多くないけれど、へぇと思うような本が数冊。
で、帰りの電車で『雷桜』を読み終えてしまったので、地下鉄の中では、買ってきたばかりの、杉浦日向子『ゑひもせす』(ちくま文庫)を読む。杉浦さんの漫画は、時々ふっと読みたくなる。

ゑひもせす (ちくま文庫)

ゑひもせす (ちくま文庫)