本日の収穫(前)

チャン・イーモウ監督の「活きる」を見るため、午後から渋谷へ。
渋谷へ行く前に、いつものコースで、青山の古本屋さんに立ち寄ろうと思ったら、巽堂書店はお休みだった。もう1軒の中村書店は営業していたので、なんとなく店頭の100円均一のワゴンをチェック。

小林信彦『オヨヨ島の冒険』(角川文庫)
 平成8年のリバイバルコレクションの版。

村松梢風『女経』(中央公論社
 昭和34年に出た新書判サイズの11版(なんと昭和35年にすでにこの数字)。
 村松友視さんの『鎌倉のおばさん』(新潮文庫)を去年の暮れから読んでいて、そのままになっているのだった。

●江口渙『木の葉の小判』(赤い鳥の本)
 大正11年刊の本なのだが、江口渙という名前にひっかかって。
 帰宅してから、最後の頁に載っているこの赤い鳥の本のラインナップを見ていたら、菊池寛久保田万太郎小山内薫などの名前も挙がっている。

店内に入ったら、
●「東京人」1995年8月号(安吾のいる風景。という特集)

これらをゲットして、なんだかいい気分で、渋谷に向かって宮益坂を下った。

文化村ル・シネマは、番号札制で完全入れ替えなので、とにかく番号札をもらってから、ちょっとブックファーストでも覗こうかと思っていたら、とんでもなかった。ただいま、話題の「エトワール」というフランス映画も上映中なのだが、そちらの混雑の煽りなのか、それとも「活きる」自体も話題の映画なのか「4時30分からの回はすでに満席、その次の7時20分ならまだ受付ております」とのこと。
3時間半くらい先の回でないと、見られないとは・・・。
が、せっかく見る気満々でここまで来たのだからと、7時20分からの回の番号札をもらった。

久しぶりの文化村なので、B1に入っている丸善をひやかして、パルコブックセンターへ向かう。
相変らず、とんでもない位の人並みの中を歩いていくと、パルコの向いの映画館で「アメリ」をまだ上映中。一瞬、心が動いたが1日2本は以前ならいざ知らず、ちょっと体力的に自信がないので、素直にブックセンターへ。