本日の収穫

いつもの書店で

週末は、諸般の事情により書店に行けなかったので、今日は胸を張って(ってどういうこと?)いつもの書店へ行った。
文庫本、単行本など、気になるものはいくつかあったのだが、ネット古書店でまたまた注文を出してしまったので、雑誌だけで我慢。

「文藝春秋」7月号 
 「初公開藤沢周平の手紙と遺書」という記事は、月末に出る藤沢さんの全集に合わせたものらしい。執筆者は阿部達児さん。この方は確か文藝春秋の元社員の方だと思う。きっと、担当編集者として、藤沢さんと深いお付き合いがあったのだろうと、推測。
 しかし、購入の決め手は、対談特集の「街歩きの達人 パソコンを閉じて街に出よう。書と人をもとめて」。坪内師匠と中野翠さんの対談で、このテーマ。わずか6ページなのだが、これは見逃せない。かつて坪内師匠が主催して行っていたという「東京を歩く会」というのが、楽しそうだ。坪内師匠による資料配布まであったというのだから、贅沢な会だったのだな・・・。九段坂下から神楽坂の方へ行くコースは、2時間くらいで回れるらしいので、そのうち試してみたい。浅草1泊2日コースというのもやったことがあるそうで、このエピソードを読んでいたら、山口瞳さんの『新東京百景』を思い出した。
 因みに、ほかにも「銀幕に阪妻がいた」「ぼくら自転車仲間」「江夏豊よ永遠に」など、魅力的なラインナップだ。

●「話半分」4号
 Web上では、5月末に発売と表記されているのだが、いつもの書店に入荷していなかったので、他で探そうかと思っていた。今回の特集は「スローリードで行こう 〜ユックリ本ヲ読ムトイウコト〜」。そして、聞き書きは、南伸坊さん。とりあえず、特集を読んでみたが、銀座の喫茶店の読書適正を調べるため、編集部の方がマル1日かけて、ハシゴをした話が、笑える。
 知らない喫茶店も半分くらいあって、今度、銀座に出かける折があったら寄ってみたいと思ったのが、椿屋珈琲店。七丁目にあるらしい。