魔術はささやいていた(1)

宮部みゆきさんの<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=00935358&volno=0000>『魔術はささやく』</A>(新潮文庫)読了。

一見、無関係に思われた3つの自殺、事故。その渦に巻き込まれる少年・守が、事件の核心を求めて行動を始めると、奇妙な電話が・・・。

<A HREF=http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/3be9eb04314cb0105a09?aid=p-mittei16105&bibid=02006986&volno=0000>『模倣犯』</A>との共通項を感じさせる部分があると、読みながら感じた。
主人公の少年の境遇、その少年に大きな影響を与える老人の存在といったものから、そう感じるのかもしれない。
しかし、ストーリーそのものが似ているということではない。

父親を失った守に、生きて行くための大事なことを教えてくれたのが、”じいちゃん”である。その”じいちゃん”との別れの直前の会話を、じいちゃんから教わった技術を思いがけなく使わなければならなくなった時、守は思いだす。