福田先生の下、世界のオキテを学ぶ

ちょっと気になる仕事があり、職場へ。出かけるまでは、曇りながら雨は降っていなかったのだが、帰りに降られてしまった。
それにしても、寒い一日だった。

せっかくだから、いつもの本屋に寄ってみたが、横山秀夫さんの『動機』はあるのだが、肝心の『陰の季節』は陰も形もなし。
ことのついでに、友人のKさんご用達のチェーン店にも寄ってみたが、こちらにも無い。新宿紀伊国屋には平積みしてあるというのに、どうしたことやら。

せっかくだからと、文庫の棚を中心にざっと流していると、福田和也さんの『オバハン編集長でもわかる世界のオキテ』(新潮文庫)が目に付いたので、棚から抜く。続いて、トルーマン・カポーティの『カメレオンのための音楽』(ハヤカワ文庫epi)も発見。これは、坪内道の課題図書で、前から探していた本。
このところ、翻訳ものはまったくといっていいほど、読んでいないのだが、『朗読者』を読んで勢いがついたので、久しぶりに翻訳ものもいろいろ読んでみたい気分が高まってきた。

帰宅して、福田さんの本を読みはじめる。
表紙に写っておられるのが、彼のオバハン編集長と思われる。
内容は、9.11以降の世界情勢や、日本経済などをわかりやすく福田さんが教えてくれるというもの。
わたしのような、政治・経済・国際情勢音痴には、ありがたい本だ。
今日は、お風呂の友もこの本。あっという間に半分ほど読み終えることができた。
オバハン編集長、さすがヤリ手編集者だけあって、いいところに目をつけていらっしゃる。