やはりシブい本好き(2)

選書というのは、わたしの印象では”新書よりは情報量が多くて、より専門的な内容”というもの。大手出版社(新潮社・講談社角川書店)のものでも、揃っている書店は少ないので、いざ探すとなると案外見つかりにくいような気がする。この春からは新潮社が満を持して?”新書戦争”に参入するらしい。新潮選書は朝日選書と並んで、ちょっとシブめのいいラインナップだったのが、新書に参入することで、どういう展開になるのだろうか? うまく差別化していただいて、新潮選書も続けてもらいたいものだ。
そういえば昨年秋から、ちくま文庫も太陽印と月印で、ラインナップの違いを出すようになった。カバーの裏表紙にマークが入っている程度で、それほど目立つわけではないのだが、月印のキャンペーンボーイに坪内さんを起用して、シブい本好きにはアピールしていた。