デジタル機器と古本本

午前中は、雨。午後からだんだん天気は回復に向かう。夜の11時過ぎからは、時折強風も。

最近、Macの音楽関係のソフト”iTunes”にCDを読み込ませると、そのCDのタイトル、アーティストなどを、自動的に読み取って記録してくれるということに気付いた。それでやっと「そうか、iPodの手軽さは、このソフトの存在があればこそなのだな」とやっと、iPod人気の秘密に気付く。
すっかりiTunesにはまってしまって、家にあるCDを次々に仕込んでいるところ。
何しろ家にあるCDプレイヤーを使うと、MDに録音するためには、CDの演奏時間がリアルでかかるが、iTunesを使うと、あっという間に録音することができるのだ。「これであと、iPodがあればなあ」というのが、目下の物欲No.1だ。

それに続くのが、デジカメ。
わたしが今、持っているのは、歌舞伎の友・Kさんからだいぶ以前に譲っていただいたもの。USBでの接続ができなし、外部メモリーに直接データを吐き出させることもできないので、そろそろ新しいカメラが欲しくなって来たところ。
カメラ付き携帯電話という手もないではないが、まだ機種変更をして10か月経っていないので、まだしばらくは携帯電話を買い替える気分になれない。

といったことを考えつつ、いつもの本屋に寄る。幸か不幸か、パソコン雑誌は売り場の一番奥、しかも目立たないところに並んでいるので、その前では立ち止まらないようにしている。
今日は、新刊の棚を見ると、一番上の段に『東京古本とコーヒー巡り』という、本が溢れかえった棚とその前に置かれたテーブルの写真が表紙になっている本を見つけてしまった。
ちょっと背伸びをして、その本を手に取って目次を開くと、岡崎武志さんと南陀楼綾繁さんのお名前が! 帯を見ると「散歩の達人ブックス」とある。
メルマガで南陀楼さんがコラムを書いたとおっしゃっていた本だ。

本文ページを開くと、神保町の老舗からニューウェーブまで、さまざまな古本屋さんと喫茶店の写真と紹介文が、わたしを呼んでいる。さらに、他の地区の個性的な古本屋さんも多数掲載されているではないか。これはもう、買うしかないでしょうという内容。この本を持って、店内をグルっとひと回り。最後に見た文芸雑誌などの棚に「ダ・カーポ」の最新号も発見。以上、2冊を購入する。
ちなみに、今週の『週刊文春』「文庫本を狙え!」のお題は、安藤鶴夫さんの『歳月』(講談社文芸文庫)だった。