銀座から築地へ雨中散歩(2)

他に、多分持っていないはずの、服部幸雄先生の<b><a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004306116/qid%3D1051766593/250-6280686-2859416>『歌舞伎ことば帖』</a></b>(岩波新書)と、服部先生監修・赤坂治績さん執筆の<b><a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406268568X/qid%3D1051766624/250-6280686-2859416>『歌舞伎ことばの辞典』</a></b>(講談社ことばの新書)も、棚から抜く。

続いて、<a href=http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410610010X/qid%3D1051766758/250-6280686-2859416>『新書百冊』</a>の影響から、岩波新書中公新書講談社現代新書の棚を、さらに岩波文庫の復刊フェアの本などをみていくが、もう一つ。文庫、文芸書、人文書、と棚を巡って、料理関係の棚を見ていて振り返ると、花森安治さんの独特の装幀が目に飛び込んでくる。「暮らしの手帖」のミニフェアーの棚だった。この際、『一銭五厘の旗』があったら買おうとおもったのだが、見当たらない。その代わり、古谷綱正さんの<b>『私だけの映画史』</b>(暮らしの手帖社)があったので、値段を見ると、当然ながら定価の960円。状態もきれいだ。これも購入決定。
レジへ行くと、「銀座百点」があったので、有り難く頂く。

教文館を出ると、雨は小降りになっている。この間に移動しようと、奥村書店に向かって急ぐ。いつも、土・日の歌舞伎座昼の部がはねたくらいに訪れることが多いので、店内は今、芝居を見て来た人、これから芝居に行く人で賑わっているのだが、時間も外れているし天気も悪いし、平日ということもあってか、先客はいない。まず、「演劇界」6月号がもう並んでいるので、手に取る。そのまま棚をゆっくりと見て行く。欲しい本はいろいろあるけれど、懐具合と相談して、戸板康二先生の、未だ持っていない<b>『芸能めがねふき』</b>(三月書房)だけで我慢する。ここに来ると、毎回1冊くらいしか買えないのだが、少しずつ欲しい本をそろえて行けばいいと思っている。