「BRUTUS」が呼び寄せたランチ?

お昼ちょっと前、最近職場が近くなったAさんから電話をいただいて、思いがけずランチを食べる事に。待ち合わせは、もちろん「BRUTUS」でAさんが紹介した”いつもの本屋”さん。先に到着したわたしは、レジをチェックすると、店長さんの姿がない。奥で棚の手入れ(ここの店長さんの手に係ると、本当に”手入れ”という感じなのだ)をしていらっしゃる。とりあえず、ざっと棚をチェックすると、芸術書のコーナーに、わたしが来るのを待っていたといわんばかりの本が平積みされている。沼田元氣さんの<b>『東京スーベニイル手帖』</b>(白夜書房)だ。

元気になれるピンクのストライプのつるつるカバーが、一目で飛び込んで来る。「あー、また店長さんにやられた」と、見た瞬間に購入することは火を見るより明らかなのだが、一応、中をチェックしようと、手に取る。すると、カバーの袖に「このカバーは、書店に並べた際の汚れよけですので、買って下さったお客さまは、このカバーをはずして、本当の表紙を楽しんでね!」という意味の注意書きがあるので、ためしにちょっとカバーをはずしてみたら、これがまた、とても可愛い表紙なのだった。で、当然のごとく購入決定! 

店長さんに「BRUTUS、何人もの方が推薦してくれてたじゃないですか」と話しかけると「ええ、3人です」と即座にお答えが。「そのうちの、一人がもうすぐここに来ますよ」なんて言っているところに、当のご本人登場。
書店業界では名が知れたAさんだけに、店長さんは「前に、うちにいらした時にお見かけしてました。このお近くなんですか?」などなどしばし、業界話をするお二人を残して、レジでお会計。なんか、大型書店やチェーン展開の書店じゃなくて、こういう街の本屋さんていう感じのお店が紹介されると、いいよね、なんて歩きながら話す。共通の友人たちの本屋さんも紹介されていて、よかったね!とも。
近くの鰻屋さんでうな重をいただきながら、しばし「BRUTUS」の記事について。「あの、柴咲コウのページは、どう考えても作り過ぎだよね」と、意見が一致。そういうところが、「BRUTUS」的なんだけどね、というところで落ち着く。