行って良かった「大江戸世話談義」(3)

今日の座布団10枚!は、佐藤さんの「談春さんにとって、粋ってどんなことですか?」という質問。
さあ、なんて答えるんだろう?と期待していると、
「相手に負担をかけずに、照れること、ですかね。師匠の談志もそうなんですけど、照れるっていうことなんじゃないかと」というようなお答え。
野暮だとは思いつつ、思わずこれだけは、メモを取らせていただきました。
この一言で、先日来、談春さんの「厩火事」を聞きながらわたしが思っていたことは、当らずと言えども遠からずかな? という気がしましたです、はい。

〆で、それぞれ一言となった時に、「落語をもっと聞いて下さい。11月にこの会の落語会もあるようですが、それまでにも落語会はたくさんありますから」と。まあ、立川流としては、そういうことなんでしょうね。
緞帳が下りるとき、さすが噺家!最後まで深々と頭を下げていらっしゃった。
それにしても、ハイスツールに講演台というスタイルでは、おきものと帯がチェックしにくい! 特に、帯はわたしの席からはほとんど見えなくて、残念。一瞬見えた感じでは、博多の角帯と見たのですが・・・。おきものは、7月の独演会の前半で、黒紋付の羽織の下に着ていらしたきものかな? でも、照明が暗めだったので、よくわからなかった。
きものと言えば、楽屋入りの時に、バミューダパンツでいらっしゃったそうで、「係の人もまさか出演者だとは思わなかったんでしょうね、木戸つかれそうになっちゃいました」そうで、バミューダパンツ姿は、見てみたいような、見たくないような・・・。
昇太さんとか花緑さんのショートパンツ姿はなんとなく、想像がつくけれど、談春さんのはねえ・・・。

ちなみに、童門さんが何かの話のついでに、みんな「金が無いなら、知恵を出せ。知恵もないなら力を出せ」とよく言ったものです、とおっしゃったら、談春さんが「あ、それって、そんな昔から言われていたことなんですか。わたしが入門してすぐに言われたことです。で、先日、弟子に同じことを言ったら『やってられません』と、3日でやめちゃいました」とおっしゃっていた。そういえば、ちょもさんが「最近、談春さんのところにも、お弟子さんが入ったそうですよ」と教えて下さったのだけど、本当にもうやめちゃったのかしら? そのお弟子さん。