てぇへんだ!てぇへんだ!!(1)

落語三昧週間2日目は、なんと波乱の幕開け。
仕事を早終了にして、三越落語会へ駆け付ける(顔付けは、<A HREF=http://d.hatena.ne.jp/mittei-omasa/20030924>「市中視回り日録」</A>でどうぞ)。
なにが「てぇへんだ」って、談春さんが足をくじいちゃったという。
高座へ上がる時「いつもと様子がちょっと違うな」とは思ったのだが、挨拶を終えると、告白タイムとなった。
ウィルス性腸炎で世間の同情を集める梅沢富美男を引き合いにして笑いを取る。
なんと、今日が三越落語会初出演とのこと。にもかかわらず、高座を下りる時に、立ち上がれないので、一旦幕を下ろすことをあらかじめ伝えるために、この告白タイムとなったのだった。

で、「粗忽の使者」。始まったらすっかり談春ワールドにハマり、治部右衛門がお供の者たちにとんちんかんな命令をしている様子が、目に浮かぶ。ただ、三太夫の家に着いてから、出入りの大工・留っ子に、口上が思い出せなくて「切腹いたす!」と言うまでの一部始終を見られていたというところで、いきなり大工の主観に変わるところがちょっと分かりにくかった気がする。

それにしても、馬に反対に乗っかっちゃったところ、留っ子がお尻をつねるところなどは「足が思うように動かないから、やりにくかっただろうなー」などと、勝手に推測するが、それも帰りの道々で考えたこと。
予告通り?噺を終えると緞帳が下りて来たのだが、談春さんが高座から転がり落ちるタイミングが早すぎて、かなりのお客さんにその様子が目撃されたようで、後ろの方の席からも、笑いが起きていた。
ほんとに”くじいちゃった”程度なのかどうかは、客席から拝見する限りよくわからなかった。
多分、原因と怪我の状態は、明後日の独演会で明らかになるのでは? しかし、大丈夫なのだろうか?独演会。