お召しは夏の薄物でも、お手入れは慎重に・・・。

雨が降ると天気予報では言っていたので、ココアみたいな色のウールきものに木綿の名古屋帯。しかし、寒いので結城紬もどきの道行きを着る。茶色の濃淡で、地味かな?と思いつつ、自分洗いで失敗してしまった紗のきものを持ってくるりへ。金子さんから「ウワ、渋いコートですね。でも可愛い」とコメントをいただき、ちょっとホっとする。
入った時はそうでもなかったのだけれど、どんどん混んできて、金子さんは着付けがあって上階へ行くので、代わりに森田さんが来てくださる。
紗のきものを見て「ウワ、これは色移りじゃなくて、色が抜けちゃった感じですね。洗剤の原液がここ(肩のところが特にひどかった)にかかっちゃったとか、そういうことはないですか?」と聞かれた。「先に洗剤は溶かしてから入れたので、そんなことはないと思うんだけど・・・」と答えたけれど、もはや色掛けをするくらいしか手がなさそう。金額は大したことはないらしいのだけれど、柄にも色がかかっちゃうので、雰囲気がだいぶかわるだろうとのこと。
よくあるリメイクとしては、夏帯に仕立て直すという手があるけれど、どうも帯にするというのがピンと来ない。あとは、長襦袢にして、白っぽい紗のきものの下に来て”紗合わせ”のような着方をするという案。
いずれにしても、夏までは時間があるので、どうするかよーく考えるということにする。もう1枚の紗のきものは、プロにお手入れをしていただこう、と心に誓う。
おきもの好きのみなさん、お召しは自分で洗っちゃだめですよー。縮むという話もどこかで聞いたし、お召しのお手入れは要注意です。
そういえば、このきもの、写真に撮ってなかったんだ・・・。初めて買った夏物なのに、可愛そうなことをした。