結局

洋服で、くるりの羽織フェアに行ってきました。フェアの方は、始まってからだいぶ時間がたっていたせいか、そんなに混み混みでもなかったのだけれど、くるりの方が、外に並んでいるお嬢様がたがいらっしゃって、棚はグチャグチャになっておりました。きものなんだから、丸めて棚に入れるのはやめようよ!と言いたかったです。
先にくるりに寄るつもりが、並んでいるお嬢様がたにおじけづき、AGARUを外から覗くと、結構な人出だったので、だめもとでフェアの会場へ。
こちらは、まあそれほどでもなく、入って早々、別珍のロングコート2枚発見し、とりあえず確保。あと、赤と水浅黄の市松の道行きやら、赤の絞りの羽織やら、芥子色に黒でお魚柄の絞りの羽織やら、銘仙の羽織やらいろいろと目につくので、端から羽織らせていただく。きものを着ていないのでどうももう一つサイズがわからないけれど、道行きはどうも小さい気がして止めにする。あの色柄はかなり引かれるものがあったけれど・・・。
で、羽織。銘仙は3枚ほど持っていて、紬にはだいたいあれでなんとかなるのだけれど、柔らかものに合わせる羽織がないので、銘仙の羽織はあきらめて、絞りの2枚に絞る。若干大きいかな?と思われる赤の方にしようと決めて振り返ったら、金子さんが偵察?にいらしていて「これ、どうでしょうね?」と相談。「いつもおきものが渋いから、このくらいの色目の羽織は、いいと思いますよ」と心強いお言葉をいただき、羽織紐も見立てていただく。
ちょっと改まった用と、カジュアル用の2つ選んで、お会計に。
実は、羽織は裏地にもヤラれたのだった。愛嬌の感じられる鳩の柄なのだ。羽織やコートって、裏地にもついついヤラれるのですね・・・。
くるりもだいぶ落ち着いたということで、帰りによってみたら、まだそこそこは混雑していたが、入れないほどでもなかった。で、棚は上記のような有様で、ちょっと悲しくなった。
森田さんに「あら、今日はおきものじゃないんですね」と突っ込まれた。まずは帯を物色するけれど、この間から気になっている白地の染の帯に、やはり目がいく。ちょっと染みがあるんだよな、この帯。だから、お値段も超かわいいのだけれど・・・。
きものは、この前来たときに気になった紅型っぽい小紋はやっぱりもうなくて、あとはお値段的に厳しい紬に心動かされたけれど、ぐっと我慢。結局、白の帯がこれだけ気になるのだからということで、購入。
それからギャラリー川野に寄ると「どうでした、フェア?」と聞かれた。そうか、ネットで告知が出ていたし、お客さんも回遊しているし、わかるんですね。
今日は、帯揚げ・帯締めもコレ!というものはなく、きものにも呼ばれなかったので、何も買わずに退散。その後、ギャラリー朱に久々に寄ってみる。
母娘できものを選んでいる常連さんっぽい方がいらして、お嬢さんが羽織っていた藍色の小紋がなかなか素敵。たまには柔らかものもいいな!と思ったりした。