池袋四月革命

ついに、千秋楽。早く行かないと!と思いつつ、出遅れてしまい、途中まで立ち見。
文左衛門「幇間腹
隆司 奇術
駿菊「死神」
萬窓「鰻屋
扇辰「野ざらし
馬遊「試し酒」
仲入り
三太楼「熊の皮」
たい平「不動坊火焔」
喬太郎「双蝶々」

扇辰さんの「野ざらし」は、後半もたっぷりと。なんだか壊れたキャラが妙に合っている気がしてしまった。唄もカッコ良くて、いいなぁ〜と。
仲入り後は昨日の予告どおり、三人揃っての口上から。この時点ですでに、三太楼さんは壊れ始めていた? 喬太郎さんに「兄さん、今日は毒があるねぇ〜」と何度も突っ込まれていた。本当に、無事千秋楽を迎えることができた!という達成感と開放感がいっぱいの三太楼さん。
「熊の皮」は、多分、三太楼さんの十八番ネタなのだろうけれど、特に今日はハジけていた。
たい平さんの「不動坊」は、もっと物マネとかが入るのかな?と思ったら、そうでもなかった。
喬太郎さんは渋く「双蝶々」を最後まで。笑いの取れるネタではないのだけれど、満員の客席が、どんどん喬太郎ワールドに引き込まれていくのがわかる。物語自体は知っていたけれど、生の高座で聞くのははじめてのネタ。寄席で、主任とはいえ、こういう噺が聞けるのも「四月革命」ならでは、でしょう。
思い出に残る場面がたくさんあって、通った甲斐のある「四月革命」だった。
主任のお三方をはじめ、すべての出演者の皆さんに「ありがとうございました、楽しかったですよ〜!」と申し上げたい。