中席夜の部@末広亭

こんな天気だというのに、案外お客様が入っていて、びっくり。もっとも、修学旅行の中学生の団体さん(20名くらい?)がいたせいもあるのでしょうが・・・。お行儀もいいし、笑いのセンスも悪くない少年が何人かいたようで、下手な大人の団体さん顔負けでした。彼らの何人かが演芸ファンになってくれるといいなぁ。
今日は、喜助さんの「代脈」と、さん喬さんの「長短」がわたしのツボでした。喜助さんは、銀杏という弟子と大先生のやり取りのところ、代診に行った先での番頭さんとのやり取りがおかしかったぁ。さん喬さんとは、どうやらわたしは大ネタよりも、こういう軽いネタの時の方が、相性がいいようです。前にやはり末広亭で「時そば」を聞いた時も、おそばの食べ方にすっかりヤラれたのを思い出しました。今日も、おまんじゅうを食べるところが、特にツボでした。今まで、金馬さんの上方の気の長い人と江戸っ子の気が短い人バージョンが好きだったこのネタですが、さん喬さんのは、気の長い人も江戸の人という設定なんですね。
主任の雲助さんは「子別れ」の下でした。途中で意識が飛んでしまったのは、なんでだろう?
ヒザの正楽さんは、先日の池袋と違って、今日は結構、切りにくそうなネタにもかかわらず、ササーっと。さすが! 御頭は、プログラムの進行時間と比べて、押していたわけでもなさそうだったのに、持ち時間が短かったような気が・・・。「鬼平」のショートバージョンだったので「もしや?」と他のネタがこの後あるのかと、一瞬期待したら「おしまいだ」で下りちゃいました。立て前座さん、なんでぇ〜? 今日のお囃子さんは、ちょっと気になりました。ウーン、あの出囃子は・・・。