談志ひとり会

遅刻もせず、無事、行って参りました。ちょっと前の亀有の独演会に行った方のレビューを読んだら、なんだかお元気じゃなさそうだったので、心配していたのですが、今日は最初こそ、声が出ていなくて大丈夫?って感じでしたが、しゃべっている内に調子は上がって来たのではないでしょうか?
「ここに来てるのは、スレっからしの客だから」とおっしゃって、あまり聞いたことのないジョークがいろいろと(笑)、ネタも普段あまりやらないのを「冥土の土産にやろうと思う」と。
一席目は、「包丁」、仲入りをはさんでの二席目は「道具屋」。さらに「時間が余ったから短いネタを」ということで「平林」。
「道具屋」が始まってしばらくして着席したお客を見て、お約束の「遅かったね。一席目が良かったのにねぇ」で会場から大きな拍手。こうなりゃ他のお客も共犯者って感じですかね。
「包丁」は、ウーンどうなんでしょうか? でも、ああいう談志師匠が見られたっていうのは、「包丁」だったからかなぁ? 「道具屋」も良かったですねぇ。うれしいおまけの「平林」は、初めて高座でやったと、ご本人談。
一度下ろしきった緞帳が再び上がったので、さらに何かおしゃべりされるのかなぁ?と思ったら、目で「みんなが帰るのを見送るんだよ」とおっしゃっているようで、なんだか嬉しくなっちゃいました。
残り2回も楽しみです。やっぱりご本人もおっしゃってましたが、落語を聞くなら、演芸場くらいのキャパがいいなぁと、改めて思った次第。もっともチケット争奪戦が熾烈なのが、問題ですが・・・。
贅沢な一夜でした。