ミックス寄席

今回は、談春さんの独演会。番組は
◯「宿屋の仇討」
仲入り
◯飛び入り「看板のピン」&踊り(「かっぽれ」)談慶
◯「明烏
奇跡的?に、談春さんが高座に上がった直後に間に合った!
どちらも談春さんで聞いたことがあるネタ。どちらも、談春さんのが「いいなぁ」と思っているネタなので、今日も堪能しました。
「宿屋の仇討」は、去年独演会で聞いた時に比べると、前半をスッキリと整理したかなぁ?という感じ。侍のイライラがどんどん募って行くところ、困ってしまった伊八、それでもノー天気な三人組がいよいよ焦るところ、面白かったです。そうそう、三人組が宿屋の呼び込みに足を止めたところで、志らくさんが降臨していた気が・・・。
談春さんの「明烏」は、いつ聞いてもいいです。初心な時次郎の可愛さ、いよいよ花魁の部屋に連れて行かれるところの「おっかさ〜ん」には爆笑してしまいました。
志ん朝師匠の「明烏」に思い入れがあるとおっしゃっていらしたので、CDで聞いてみようと思います。
この秋は、立川流の二つ目さん3名(談笑・談慶・笑志 順不同)が真打トライアルを開催しているわけですが、「明烏」に入る前に、「おい、お前、よく聞いとけよ」と楽屋に向かって言った後で。人間ここ一番!という時には、普段の力は出せない。40点か120点しかないとおっしゃってました。そして、どんな噺家でも、一生に一度は光輝くときがあるけれど、それはもうすぐ真打ち!という頃の二つ目の頃だと思うとも。
さらに、談志師匠が好きだったら、談志師匠の優しさ、チャーミングさ、そんなところがきっと感じられるだろう、真打トライアルを聞いてやってくださいと、さりげなく、後輩たちへの後押しも・・・。やっぱり談春さんはフラジールの人ですね・・・。
ちなみに、帰宅したら夢空間から、大独演会のチケットが届いていました。11月が楽しみです。ああ、でも後夜祭には、行けないこと決定! そうそう、4ステージのうちの2つ目なのに「後夜祭」とはどういうネーミングなんだ?!と談春さんご本人もおっしゃってました(笑)が、わたしもチラシを見た瞬間に???でしたよ。