「厭離穢土」

本日、師匠のHPの「自問」では、徳川家康の「厭離穢土」についてのネタが書かれている。で、わたしは目下、荒山徹『魔風海峡』(祥伝社文庫)を読んでおり、そこには家康が登場する。ところが、ここに出て来る家康は、とてもじゃないが「厭離穢土」なんていう旗印を掲げる人とは思えない、野心の塊として描かれている。まぁ、そうじゃないと、天下は取れないのでしょうが・・・。
棚からぼた餅で国が治められるほど、甘い時代じゃなかったはずだものねぇ。
ちなみに、厭離穢土とは、

えんり-えど
〔仏〕 けがれた現世を嫌って離れること。おんりえど。
「goo」国語辞典 検索結果より

欣求浄土」と対になる言葉ということで、こちらは

ごんぐ-じょうど
極楽浄土に往生することを願い求めること。
「goo」国語辞典 検索結果より