鮎ラーメン

昼ごはんは、いつも行かないところに行ってみようという要望が出て、赤坂東急ホテルの地下にある鮎ラーメンのお店に*1。そもそも“アユラーメン”って何?という疑問に、鮎でとった出汁のスープに、細麺、味はあっさりしていて、トッピングに鮎の一夜干しを焼いたのが一切れ載っている、ラーメン」と解説された。「ラーメンと鮎???」と思ったものの、あっさり味だというので、まあいいかと行ってみた次第。
二子玉川の店には行ったことがあるという男子から、上記のような説明を聞いていたわけだけれど、店についてみると「リュウキュウアユを食べてみる会」という文字がのれんに書かれており、またまた一同??? 「沖縄に鮎なんているの?」という疑問はまぁ、おいといて、とりあえず店内に入ってみる。シックなバーっぽい空間なのだけれど、なぜか壁際には、コミックが積み上げられているのが、ラーメン屋さんっぽい。流れるBGMはサザン。「そういえば、二子玉川の店でも、ずっとサザンがかかっていた」と先導役。
メニューは単品のラーメンやおつまみ系のほかに、セットメニューも3種類。鮎ラーメンに姫鮎ごはん(鮎の出汁でたいたご飯とのこと)、おかずが、赤カブの漬物+もやしと鶏のサラダというものか、ゴーヤの漬物とラフテーというセット、あとラーメン無しのセットもあった。4人いたけれど、期せずしてラーメンがメインのセットを2人ずつ注文。ちなみに単品のラーメンのほうには、鮎の一夜干しをまるまる1尾分、半分というのもあるとのこと。
ラーメンは、透き通ったうっすら金色をしたスープに、ちょっと縮れた細麺が入っていて、トッピングは白髪ねぎと、鮎の焼いたの1/4に沖縄の蓬が1枚。非常にシンプルだ。スープを一口のんだら、とってもあっさりしていて、でも川魚の臭みはなく、奥行きのあるお味だった。セットを頼んだときに、店のお兄さんが「姫鮎ごはんを食べ終わったラーメンのスープの中に入れて、お茶漬けのようにして召し上がっていただくと、それがまたおいしいですよ」と言っていたけれど、このスープなら納得。鮎はまぁ、1/4でちょうどいいアクセントってところかな。麺を食べ終えた後でスープの中にご飯を入れてみたら、たしかに上品な雑炊みたいな感じで、おいしかったし。
たびたび通うというほどではないけど、たまに食べたくなりそうな味だった。
懸案の“リュウキュウアユ”の謎は帰るときに判明。奄美大島にいる“リュウキュウアユ”を、沖縄で養殖しているのだそうで、その養殖にこのお店も関わっているのだそうだ。ちなみに、リュウキュウアユは、秋になるまで入荷しませんと言っていた。で、HPを見てみると、ラーメンに使っているのは飛騨高山の鮎らしい。麺も高山の麺と書いてあった。

*1:「鮎ラーメン」http://www.ccinc-love.com/ayu/