あいかわらず

御巣鷹の謎を追う -日航123便事故20年- 』を読んでいる。事故調査委員会の報告書が、いかに突っ込みどころが多いかというのを目の当りにして、唖然とする。あれだけの事故なのに、ちゃんと調査されていないなんて、信じられない。12日にTBSとCXで放送された特番でも、いろいろな疑問点は提示されていたが、この本を読んでいるとそれだけじゃなく、まだまだいろいろ出て来る、出て来る・・・。あのボイスレコーダーの解読も、実は不完全なままで、つじつまが合わないところ、実際の録音とは明らかに違うところがたくさんあるのだ。しかも、現場で実際にジャンボジェットを操縦しているパイロットの意見を聞くわけでもなく、こんなことで本当にこの事故調査が、今後の事故防止の役に立つと思っていたのだろうか・・・。
また、現場特定の遅れ(実際には、発表の遅れというべき?)の理由も、この著者の方が書いている通りだとすると、あまりにもご都合主義すぎるのではないだろうか。起きてしまったことは起きてしまったこととして、その後の対応があらゆる面で、悪すぎると、多くの人が思うのも無理はないのではないだろうか。
ちなみに、昨日、ブックファーストの2階売り場で、この本の付属DVDが再生されていた。ウーン、ちゃんと見るのは怖いかも・・・。