人身事故で小一時間足止め

末広亭を出たのが、11時10分過ぎくらい? 山手線で最寄駅まで行って、あとは徒歩で帰ろうと、新宿駅まで歩く。夕ご飯を食べそこなったので、駅構内のドトールに寄ったのが失敗だった。
ホームで電車を待っていたら、反対側のホームに入って来ようとしている電車が、何度も警笛を鳴らしていたので、ホームの白線の外側を歩いている人でもいるのかなぁ?と思ったら、電車の車両が入って来ない。ホームで電車を待っていた人たちが、線路の方を覗き込んでいる。でも、こちら側のホームには電車が入って来たので、問題なかろうと思っていたら「ただいま、山手線外回り13番ホームで人身事故が発生したため、内回り・外回りとも、運転を見合わせています」というアナウンス。「なんで、内回りまで止まるの?」と思ったが、そんなに時間がかかることもなかろうと、タカをくくってしまったのが、失敗だった。10分くらい車内で待ったものの、同じアナウンスが繰り返されるばかりで、運転再開の気配がないため、遠回りになるけれど、地下鉄で帰ろうと、改札に向かう。SUICAで入場しているので、改札の窓口に並ぶと、これが結構進まない。で、携帯で終電乗りかえ案内をチェックすると、なんと、地下鉄の終電までギリギリ。でも、列は進まない。あきらめて、再び山手線のホームへ。すると、外回りの電車がホームに入ってきているけれど、車内は真っ暗。「パンタグラフを落として、負傷者の救助作業を行っていますので、発車まで、今しばらくお待ちください」とアナウンスが入る。「なんで、内回りも一緒に、こんなに止まってるの?」とふたたび不思議に思って、窓の外を改めて見てみると、わずか1m足らず?という隙間しか、車両の間に開いていないのだった。これじゃあ、内回りも止めないと、危なくて救助作業なんてできないよね、と納得。もはや、タクシーという選択肢はあるものの、ここまで待ったのにタクシーで帰るというのも勿体ないなぁと、貧乏根性が頭をもたげ、そのまま車内で発車を待つ。結局、小一時間経って、やっと内回りは復旧。最寄駅につくと、自動改札が全部閉まっていて、改札付近には、駅員さんに事情説明を求める客がたくさん。自動改札をちゃんと出ておかないと、後々面倒なので、改札窓口まで行くと「山手線以外の電車の終電は、どうなってるんだ?」と怒りを露にしたお客さん。わたしの後から窓口に来たおじさんが「SUICAで乗って来たんだけど、どうすればいいの?」と割り込むように駅員さんに話しかけてくれて、それに続いてSUICAをチェックしてもらうと、新宿からの運賃を返してくれた。そこにあるコンピューターでは、返金処理ができないのだとか。ってことは、今日はタダ乗りできちゃった、ってことか。JRは悪くないのに、客から怒られるし、電車のダイヤは乱れるし、駅員さんも大変だ。