二月大歌舞伎昼の部

ちょっと気になる点があって、渡辺保さんの今月の劇評をチェックしてみた。席が席だっただけに、花道で何が起こっているかがまったく見えなかったので知らなかったこともあったのだけれど、やっぱり、「陣門・組討」で遠見がカットされていたということを確認。あの遠見は、歌舞伎らしい工夫で、まぁ、CG全盛の今日ではバカバカしいと思う方もあるのだろうけれど、わたしは好き、ああいうの。なので遠見があるはずのあたりを過ぎて「アレ、なかったよね? なかったよね? それとも私が落ちていましたか?」と誰かに聞いてみたかったところ。一番奥においてあるお船は、ちゃんと芝居をしていた(笑)ので、ますます気になったのであった。毎月無料で配られている歌舞伎座のパンフ(演目解説が入っている縦長のアレです)に、この遠見のことが触れられていたので、余計にそんなことを思ったのであった。
花道で敦盛の顔を見せちゃうというのは、まったく見えなかったのでしらなかったのだけれど、渡辺さんも指摘されていたけれど、やっぱりそれは変でしょう、あの芝居の流れから言って・・・。
夜の部は未見なので、なるべく読まないようにしておいた(笑)。ウーン、「幡随長兵衛」は、幕見でいいから、もう一度見ておきたくなった。アー、仕事サボっちゃおうっかなぁ?