「もう一度『近日真打』」@末廣亭

8時半から整理券を配るとのことだったので、夕食を食べて8時25分頃、末廣亭前に戻ると、30人ぐらいの列ができていて、すでに、整理券を配り始めていた。前回、おそらく予想外だったのかもしれないけれど「ちょっとなぁ」という対応だったので、今回は、きっちりと落語協会の方が対応していらっしゃった。
で、9時15分に戻ってきてください、ということだったので、ドトールへ。先日から読み始めた『東京百話 人の巻』を読みながら、時間調整。
9時10分に戻ると、最初の方の番号の人が、既に呼ばれていて、ほどなく自分の番号も。それから5分ほどで、開場になった。

  • ご挨拶 白酒・三三
  • 「花見の仇討」白酒
  • 「山崎屋」三三

一番、二番と、太鼓を入れて、開演。緞帳が上がると、ともに黒紋付で上手に白酒師匠、下手に三三師匠が並んで、ご挨拶。あれこれアクシデントがありつつ、一旦緞帳を下ろして、改めて白酒師匠が上がる。花粉症の話をひとしきりして「春は、花粉症と桜、ということになっておりまして」ということで、そうか、花見のネタだ!と思ったら、「花見の仇討」。正統派の運びながら、ところどころにオリジナルのクスグリが入っていて、それが???の直後にオチが来て、客席中が爆笑!という構成になっている。特に「マヤの遺跡」がツボであった(笑)。多少、言いよどみや間違いがあっても、真打昇進前から売れっ子だった白酒師匠のこと、ますます上り調子で勢いがあって、そんなことは気にならない。売れるってのは、こういうことなのねぇと。
続いて、三三師匠登場。マクラは、トリノ五輪のフィギュアとカーリングの話題。それから「山崎屋」に。白酒師匠の脅し?が効いたか、いつもより硬くなっていらしたような。これが新真打のプレッシャーなのであろう。

ちなみに、協会の公式見解では、真打の披露目興行が始まってから、真打となるということだそうだけれど、小三治師匠が「披露目のパーティーが終わったんだから、もう真打なんだ!」とおっしゃったそうで、それに従って、わたしも三三師匠とお呼びすることに。