『気まぐれ古書店紀行』刊行記念トークショウ@ストライプハウスギャラリー

歌舞伎座から一旦帰宅して、三味線をさらってから、岡崎武志さんの『気まぐれ古書店紀行』刊行記念のトークショウに。ストライプハウスギャラリーの建物自体は、下に東京ランダムウォークが入っているので、何度も行っているのだけれど、ギャラリーに入ったのは、初めて。
まずは、岡崎さんが登場。近況報告、ということで、『気まぐれ〜』の書評をいろいろと紹介していく。最初は、紀田純一さん(「この世界の”至宝ですね!」)。続いて、出久根達郎さん(「この世界の・”至宝”ですね!」)、そして、坪内さんの「雑読系」(「この世界の・・・”至宝ですね!」)。つまり、”至宝”3連発に、会場は、爆笑。小さなスペースなので、お客のほとんどが、どこかでつながってる人たちだったらしい。
その他、地方紙に掲載された著者インタビューなども紹介。
それから、最近、巷で?話題の”村上春樹・生原稿流出事件”について。夏目書房さんの目録を参考に(普通、作家の生原稿ってどのくらいの値がついているのかという)、岡崎さんが思っていらっしゃることなど。そして、最近の収穫のなかから「これは!」という本の紹介。「へぇ、こんなのが『ブ』に!」という古い洋画のノベライズとか、「新潮」の井伏鱒二追悼特集号(いらないところは全部外して、必要なところだけで、製本し直したもの)とか、昭和30年代くらいの婦人雑誌の付録とか、岡崎さんならではの視点で選ばれた本たちが、続々紹介され、会場に回覧されていく。
そして、本日のゲスト・向井透史さんが、登場。向井さんも『早稲田古本屋日録』が出たばかりなので、その本のことや、最近の古本屋さん事情、お互いの本の装幀のことなど、対談。
最後に、お楽しみプレゼントコーナー。向井さんからは、林哲夫さんの「読む人」の絵はがき、岡崎さんからは、坪内さんの「雑読系」が掲載されている「論座」・『気まぐれ〜』の装幀を担当した石丸澄子さんのシルクスクリーン、そして岡崎さん直筆の似顔絵入り湯呑みが提供される。ジュンク堂の時は、カップ&ソーサーだったのだけれど、今回は仕入れたお店に行けなかったとのことで、湯呑みに。じゃんけんで勝った人がもらえるという方式。
勝負弱さを発揮して、シルクスクリーン、林さんの絵はがきと、敗退(「論座」は持ってるので遠慮)。どーせダメだよね・・・と思ったメインの湯呑みで、なーんと、勝っちゃいました! 

かわいいイラストでございます。
ジュンク堂の岡崎さんと坪内さんの似顔絵カップ&ソーサーは逃したけど、はい、これ嬉しいです! 家宝にいたします。