「いける本・いけない本」4

灯台下暗し書店を出たところに、フリーペーパーのラックがあって、ここには角川の「本の旅」と朝日新聞の「本」くらいしか並ばないのだけれど、一応チェックしてみたら、見慣れない冊子が。タイトルが「いける本・いけない本」。なんだかよくわからないけれど、気になったので、もらっておくことに。
職場に戻る道々、パラパラめくってみたら、出版社で編集に携わっている方達が読んだ本のなかで、”いける”本と”いけない”本を選んで、コメント付きで紹介している、というものらしい。その中で、大月書店の西さんという方が、向井・セドロー・透史さんの『早稲田古本屋日録』を、トランスビューの中嶋さんという方が、岡崎武志さんの『気まぐれ古書店紀行』を、それぞれ”いける”本として、紹介していらっしゃる。
”いけない本”の方には、最近、書店のベストセラー・ランキングなどによく顔を出している本なども含まれていて、興味深い。
表紙に

これは書店に通う読書人のための冊子です。談論風発、侃々諤々、一触即発、毀誉褒貶、出版界とそれを取り巻く本好きたちが、これはと思う本について熱く語ります。

と記されている。
後半には、見開き2ページで、いろんなテーマの寄稿が掲載されていて、巻末には匿名座談会。なかなか面白そうだ。しかし、もう4号ということは、たぶん、一年続いているってこと? 今まで、こんな冊子があるということ、まったく知らなかった。
ムダの会 発行。