志の輔らくごin下北沢@本多劇場

初日を拝見してきた。そーか、このところの志の輔師匠のアレは、コレだったのか!というネタであった。明日もあるので、以下、下書きモードにしておくことに。明日の夜以降に、読めるようにする予定。
ネタは、なんと「怪談牡丹灯籠」。最近、志の輔師の高座のマクラで、応挙の幽霊の絵の話が毎回出て来て、そっち系のネタが続いていたわけだが、実は、本多劇場でコレをやりたかったからだったのか!と推測。
4日前に急遽、演出が決まったとのことで、「ためしてガッテン」チームが作ってくれたという、大きなボードに人間関係の相関図を、志の輔師匠説明しながら貼付けて行く。
一昨年だったか、納涼歌舞伎で「牡丹灯籠」を見ているので、志の輔師匠の説明を聞きながら、ストーリーを思い出すことができた。それにしても、圓朝という人は、スゴい人だよなぁと、改めて思う。
粗筋説明は、「お札はがし」「お露と新三郎」の前まで。お露がどう関わっているのか、というのを、仲入りを挟んで口演しようということであった。
「お露と新三郎」「お札はがし」の部分は、残念ながら、志の輔師匠の声柄だと、ちょっとしんどいかなぁ・・・。それ以後は、物語にどんどん引き込まれていったのだけれど。
わたしが見た納涼歌舞伎の時は、栗橋宿の場までだったので、その後の物語は、今日はじめて知ったのだけれど、ある程度予想はついたとはいうものの、やはり、圓朝はスゴい! こんなに入り組んだ人間関係を、最後の最後でみごとに大団円に導くというのは、本当にたいしたものだ。そして、15日連続口演の大ネタを見事に2時間あまりにまとめ上げた、志の輔師匠もスゴい!
そういえば、ずいぶん前に、談春師がこのネタの連続口演をやったはず。当時はまだ落語を聞いていなかったので、ぜひ、また談春師にどこかでかけていただきたいなぁ・・・(「お札はがし」は、一度聞いているけど)。