落語研究会@国立劇場小劇場

仲入り

  • 「胴切り」三遊亭歌武蔵
  • 「仔猫」林家正蔵

今日のナンバー1は、歌武蔵師匠の「胴切り」! 前に他の噺家さんで聞いたことあるけれど、こういう「胴切り」があったとは!! 上半身と下半身が、辻斬りに遭って、別々に生きているっていう、すごくシュールな噺なのだけれど、違和感なくズンズンついて行ける。途中で、歌武蔵師匠が「みなさん、大丈夫? ついてきてますか?」とおっしゃっていたが、「No problem!」とお答えしたかったくらい。
談春師の「三軒長屋」は、やっぱり持ち時間に収めようという努力の結果・・・。普段1時間くらいはかかっているネタを詰めようとすると・・・。けっして、つまらなかった訳ではないのだけれど、いつものを聞いている身にとっては、もったいないなぁと。持ち時間をあんまり気にせずにやってればなぁ(っていうわけにはいかないのもわかるけど)。
「夏どろ」もかなり面白かった。やっぱり権さま一門だな、甚語楼師匠。今後、また機会を作って、聞いてみようっと。
「仔猫」。怪談って聴いていたのだけれど、いわゆる“怪談”とは、かなり違う印象。怖いというよりは、薄気味悪いって感じ? だって、荷物の中から猫の死骸が出てくるんだもんなぁ・・・。最後の方に銅鑼と三味線が入っていたので、上方のネタなのかな?