『とっておきの東京ことば』

落語や歌舞伎でお馴染みのことばは、なんとなくわかった気でいたけれど、実は冷や汗ものだったりするのを、教えていただく。
今、気安く「お疲れさまです」なんて言ったり書いたりしているけれど、これって、目上の人に使っちゃマズいんだ、なんていうのは、さっそく直さないと・・・。
それにしても、江戸っ子っていうと、べらんめいが当たり前と思い込んでいたけれど、それは、住んでいる場所や商売によって、そうとばかりは言えないっていうことを、改めてきちんと教えていただいた。大店の旦那や奥様が使っていたような言葉というのは、とてもきれいで、いいなぁと思った。でも、それを真似しても、所詮は付け焼き刃に過ぎないわけで、少なくとも、間違った言葉遣い、本当は汚い言葉なんていうのに、気をつけなくては!と思う。

とっておきの東京ことば (文春新書)

とっておきの東京ことば (文春新書)