春風亭昇太新作落語集「吉田さんのソファー」@紀伊国屋サザンシアター
- 「おやじの王国」
- 「遠い記憶」
仲入り
- 栗コーダーカルテット
- 「吉田さんのソファー」
ウワサに聞く「吉田さんのソファー」初体験。昇太師が「これは、栗コーダーがいなかったら出来ない」とおっしゃってましたが、ほんと、栗コーダーさんがとっても素敵な音を出していて、それが噺とうまくミックスされていて、とってもよかった。ストーリー自体は、後味が悪くなりそうなのに、なんとなくほんわかとしたネタに感じられる。いやぁ、いいモノ聞きました!
オープニングは、私服(黒地のシャツに黒のジーンズ、カラフルなタビックス?にビーサンみたいな草履とカラフルハンチング)で登場して、最近の仕事あれこれについて。それにしても、よくぞそんなに仕事しますね!な毎日らしい。今日からの浅草昼席も出るのだろうか? 「ニュウオイランズ」ですから!
かなり長めのオープニングトークの後、着替えタイムになり、新作の「携帯電話撲滅キャンペーン」VTR。アっと驚くゲストもご出演だよ(笑)。
明日の公演が終わるまで、他のネタは公開しないほうがいいのかな?ということで、感想はまた後ほど・・・。
栗コーダーさんのCDは、昇太師匠の忠告?にしたがって、仲入りで購入しましたよ。
アンソロジー 20 songs in early 10 years(1994~2004)
- アーティスト: 栗コーダーカルテット,栗原正己,関島岳郎,近藤研二,川口義之
- 出版社/メーカー: 日本クラウン
- 発売日: 2004/08/25
- メディア: CD
- 購入: 5人 クリック: 106回
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さて。「おやじの王国」と「遠い記憶」の間に、恒例の生着替えがあった(某師が真似してたけど、不評のため?か、一度でお蔵入りになったなぁ・・・)わけだけれど、そこに昇太師の出囃子「デイビー・クロケット」を入れるためだけに、お囃子のお姉さんを呼んでいらした! こういうところって、CDかけてそれでよし!って感じになりがちだと思うのだけれど、ちゃんと生の三味線でっていう昇太師匠、カッコイイ!
と、普通の人にとってはどうでもいいようなところで感動してしまった(笑)。後で思ったのだけれど、太鼓はもしかして、栗コーダーの人だったのかな? メロディーが頭に戻ったところで、ちょっと三味線についていってなかったのがまた、ご愛嬌であった。
「吉田さんのソファー」が始まってしばらくすると、「おやじの王国」「遠い記憶」とぜんぶつながるように構成されていたことがわかる。
最後に「このところ、古典をやることが多かったんですが、やっぱり大変だけど、新作がいいです!」と、繰り返していらっしゃったなぁ。また新しい昇太落語が生まれそうですな。