落語研究会＠国立劇場小劇場

• 朝之助「武助馬」
• 圓馬「短命」
• 喬太郎「牡丹灯籠より　お札はがし」

仲入り

• 正朝「目黒の秋刀魚」
• 権太楼「鰻の幇間」

朝之助さんは、二つ目最後の研究会の高座になるのかな？　「武助馬」なんて、珍しいネタだなぁ・・・。でも、芝居好きな人は楽しめると思うんだけど。
ウワサには聞いていたけれど、なかなか高座を伺う機会がなかった圓馬師匠。もの静かそうな外見で、いざ噺が始まると、弾けてる！　たすけさんが後押しするだけのことはあるぞ〜！　また、聞きたいなぁと思う若手真打ちさんであった。
キョンキョンの「牡丹燈篭」は、このところ、あちこちでかけていらっしゃるので、今日聞けるのをとっても楽しみにしていたネタ。やっぱり、いいなぁ。ニンに合ってるな、とは思っていたけれど、予想以上だ！　正直、下北沢で聞いた志の輔師匠のより、わたしは好き。しかし、どうしてもキョンキョンの血が騒ぐのか、ある意味、もったいないクスグリがいっぱい。でも、ライブで聴いている分には、キョンキョンらしくて、これまた美味しい御馳走なのだけれど・・・。
仲入りをはさんで、正朝師匠登場。今まで、聞いたどの高座より、今日の「目黒の秋刀魚」がよかった（汗）。「目黒の秋刀魚」って、こんな風にできるんだ！と、目から鱗がボロボロ。いやぁ、面白かった。
そして、主任は権さま！　今日も出てくるの、早かったなぁ〜。最近、研究会での権さまは、出囃子１パイで高座についちゃってるもんな・・・。「鰻の幇間」、わたしのベストは談春師のものなんだけれど、権さまのもまた、違った味わいがあって、好きだなぁ。特に、自分がカモにされたとわかってから、「お金は払うから、言わせてくれ」って言って、まぁ、あれこれと文句をつけていくわけだけれど、お酒は「野田の酒・真水正宗」、狐が三匹でじゃんけんしている徳利に「酒は三河屋」と「金子葬儀屋」のお猪口、掛け軸は「初日の出　よしお」、薄くきりすぎて自立できない奈良漬やらおこうこ、三年噛んでも弾む鰻、畳ぐらい綺麗に拭いとけ・・・。あるは、あるは・・・。あー。面白かった！
そういえば、「武助馬」にも鰻が登場してたな。夏の最後の鰻祭りって感じ？（笑）