仕事→浅草→銀座

珍しく、日曜日にどうしても外せない仕事があり、職場へ。その後、浅草の三味線屋さんへ。先日から、いろいろと買いたいものがあり、行かねば!と思っていたのだけれど、浅草は意外に遠くて、仕事帰りだと、お店が開いている間に着くのが難しい。で、予想通り、午後早い時間に仕事が終わったので、いざ浅草!となった。
結局、懸案事項は積み残し(買うのを忘れたもの、もっていって調整をお願いするべきものを持たずに出かけた)があるものの、まぁ、必要最小限の用事はなんとか済ませることができた、かな?(笑)。
それから、きもの市開催中の松屋銀座へ。地雷原に自ら足を踏み入れるようなものだとはわかっていたものの、久しぶりだしね〜と言い訳しつつ、まずは7階の壱の蔵の売り場へ。今シーズン、長羽織を探しているのだけれど、なかなか、羽織単体ではいいなと思うものはあっても、自分が持っているきものに合うのか?となると、よくわからない、というのが本音。黒地のきちんと系のものは持っているので、そうじゃなくて、地の色が薄いのが欲しいなと思うけれど、絵羽のものは、ちょっと仰々しいかな?と思うし、小紋のものは、丈が短いというジレンマに陥っている。1点「いいかな?」と思った絵羽の羽織があったのだけれど、まぁ、上の催事をのぞいてから考えようということで、いざ、8階へ。
エスカレーターを上がったまん前が、壱の蔵のブース。さっそく、おなじみのお姉さんがたに「久しぶりね」と声をかけていただく(笑)。お手軽価格から、ため息の逸品まで、初日に来てたらかなり危なかったろうという状況。もっとも、手が出ないものは出ないのだけれど。やはり、だいぶいいものは売れてしまったようで、手が届くお値段で「コレ!」というものは、そうそう残っていなくて、お手軽品のワゴンから、白地に扇面が刺繍された帯を発掘。広げて状態をチェックすると、多少汚れはあるものの、お値段の割には、たいしたものでもなく、とりあえずキープ。あとは、コートでとてもいいなと思うものがあって、羽織らせていただいたりもしたのだけれど「いや、今シーズンは羽織じゃ!」とグっと堪える。それで、もう一度7階の売り場に戻って、羽織を改めて見てみることに。結局、さっき「いいかな?」と思った羽織がよさそうということで、羽織らせていただくも、裄が短い・・・。あと1cmでもあればなぁという感じ。お直しに出せば、たぶんあと2〜3cmは出るんじゃないかな?とはいうものの、こればかりはほどいて見ないと、わからないしね・・・。きものの裄が短いのより、羽織の裄が短い方が、気になるわたしとしては、ちょっと踏み切れずであった。
で、今日はかわいいお値段の帯1本で済むのかな?と思いながら、8階に戻り、エスカレーター前のトルソーが着ているきものに、ふと目をやると、あれ???この柄??? なんと、薄い小豆色地に白の縞なのだけれど、その縞が3本セットで並んでおり、ところどころに見覚えのある形のものが、染めてあるぞ!!! ということで、近寄ってよーくみたら、やはり、そうであった!の、三味線の駒。そうか、三味線を意識して作った柄なんだ!ということに気づいてしまったので、一気に気分が盛り上がる(汗)。着付けてあったのを脱がせてもらって、羽織らせていただくと、トルソーが着ていたときよりは、地味じゃないなぁということに。トルソーが着ていたときの帯も、なかなか凝ったいい感じの帯だったのだけれど、わたしにはこの組み合わせは合わないということに。で、売り場にかけてあった黒繻子の帯をあてて見ると「あ、あなたは黒の方が合うわ。何か手持ちであるでしょ?」ということで、帯は連れて帰ることにはならず・・・。ちょっとホっとしたりして。裄がかなり長いので、それはお直しに出してもらうことにして、帯だけ持ち帰ることに。
続いて、まだ閉店までに時間があったので、これまた久しぶりの銀座アンティークモールへ。改装してからは初めて。だいたいのお店は、前よりスペースが大きくなっているような気が・・・。ここでも羽織を探してうろうろと。結局、単衣の羽織で、均一セールの超かわいいお値段の色無地を発見。あまり透け感がないので、秋草柄が透かしになっているものの、秋の初めくらいまでは着られそう。
かわので、とーってもいい羽織を発見したのだけれど、ちょっと手持ちのきものに合うかどうか?というのと、サイズ問題(これまた、裄が3cm短い)、お値段の問題があり、見送り。よく、我慢したね、と自分を褒めてやろう(笑)。
それから、山野楽器で「東京かわら版」を買い、CDを物色して、無印良品でセールの秋物を何点か買い、めがねを作り、めがねができるのを待つ間に、ご飯を食べ、とやっているうちに、すっかり夜も更けていましたとさ・・・。
休みの日の仕事は、後の買い物が危ないなと、改めて思う一夜でありました。
ちなみに、三味線柄で何かないかなぁ?とネットを検索してみたが、ちょっとわたしの趣味じゃないっていう帯とか、Tシャツが続出(笑)。そんな中で、比較的許せるかな?というのが、三味線柄の手ぬぐい*1

あとは、三味線と書いてあっても三線じゃん!というものやらでした。
あ、ちなみに象牙でできた撥の根付けを持っているので、それを使えば、バッチリじゃん(笑)。