『観世寿夫著作集2』

山崎正和さん、観世栄夫さんなどとの座談会を呼んでいたら、「初心忘るべからず」と「初心にかえって」は違うという、寿夫さんの発言が・・・。
世阿弥はつねに、変化するということを念頭に、初心の頃のことを忘れてはいけない、と言っているけれど、初心にかえるということは、下手に戻るということだから、それではいけない、といったような意味のこと。
なるほどねぇ・・・。

観世寿夫著作集〈2〉仮面の演技 (1981年)

観世寿夫著作集〈2〉仮面の演技 (1981年)