『能楽への招待』2007_038

能楽師シテ方)が書いた本ということで、具体的な記述が多くて、入門書としても、優れていると思いました。実際に、能楽を演じていて、また、現代演劇の舞台に参加された経験から、能楽を演じるとは、どういうことなのか?というご自身の問いかけを、わかりやすく解説してくださっています。
「型」というものに対しての問いかけは、能楽師の方でも、そんな風に考えることもあるんだなぁ・・・と興味深かったです。
モノクロですが、写真もたくさん収録されていて、多くの演目を知らない者にとっては「ふーん、こういう格好で演じるんだ」「こういう面をかけるんだ」と。

能楽への招待 (岩波新書)

能楽への招待 (岩波新書)