『華から幽へ』

今年6月に急逝された、観世栄夫さんの自叙伝。能以外の世界で活躍されている方というのは、知っていましたが、観世から出て喜多流に行かれて、それから能楽師をやめていらしたとは、知らなかった。でも、能を舞いたいというのが、そうした行動の根本にあったとおっしゃっています。
子供の頃から、能ごっこで寿夫さんと遊んでいらしたとか、能会のある日は、引っ越しかと思うような。家具の大移動をして、見所を作ったとか、面白いエピソードも。