『華から幽へ』2007_053

ドラマティックな人生を歩まれた方なんだなぁと、思いました。そして、そのすべてが、能を舞うということに繋がっていた。喜多流に移籍し、そこをも出て能楽協会を辞め、演劇やオペラの演出を手がけ、映画に出演し・・・。そして、兄の寿夫さんが亡くなる直前に、観世流への復帰の根回しを済ませてくださり。
ついに、栄夫さんのお能はもちろん、お舞台を拝見する機会もありませんでした。でも、何度か、銕仙会のあたりで、栄夫さんらしき方をお見かけしたことは、ありました。
この自伝を読んでみて、改めて残念だったなぁと、思いました。

華より幽へ―観世榮夫自伝

華より幽へ―観世榮夫自伝