芸術祭大歌舞伎昼の部@歌舞伎座

昼のお目当てって、実はあんまりなかったのです。まぁ、三津五郎様が「梅川忠兵衛」にご出演なので、三津五郎様を拝見しに行こう、ぐらいな感じでした(笑)。
で。昼の部を通して拝見した感想は、「羽衣」の地方がすばらすぃー!!!ということ(笑)。夜の部に貸して欲しいです。玉三郎さんは、案外、アウラが少なかったように感じました。わたしは今回が初めてでしたが、10年以上前にずいぶん上演された演目だそうで、「もうなさらないのかと思っていた」とおっしゃる方も・・・。もちろん、能ガカリのところの舞の美しさなどは、さすが!っていうところですが、全体の印象は、意外に薄味だなぁ・・・と。
意外に面白かったのが「赤い陣羽織」。鴈雀さんが面白い! こういう道化役がすっかりハマり役になっちゃいましたね・・・。孝太郎さんも、しっかりもののおかみさんが板についた感じでした。
「梅川忠兵衛」は、時蔵さんの梅川がとってもきれいで、はかなくて、ステキでした。三津五郎様は、やっぱり上方のお芝居なので、ちょっと辛そうでしたね。でも、イヤな奴っぷり全開でしたよ、ちゃんと。