『仏果を得ず』

三浦しをんさんの、若手文楽大夫を主人公にした小説です。発売と同時に入手していたのですが、磐音さんシリーズにはまってしまい、積んであったのを、ちょうど一段落したので、読み始めたところ、一気読み! 
三浦さんは、『あやつられ文楽鑑賞』という文楽に関するエッセイを昨年出版していて、文楽はあまりよくわからないわたしも、楽しく読めたのですが、その成果がここに結実!って感じの作品です。
登場人物のキャラがみんなよくて、文楽の修行や舞台裏のこともリアル感たっぷりに描かれているし、芸談や演目の肝みたいな部分も描かれているので、文楽に興味を持っている人なら、初心者から通まで楽しめるのではないでしょうか?
あと、青春モノ的な要素もあるので、『鴨川モルホー』とか『東京バンドワゴン』みたいな作品が好きな方なら、楽しめると思います。

仏果を得ず

仏果を得ず

あやつられ文楽鑑賞

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鴨川ホルモー

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東京バンドワゴン (1)

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そうだ、この辺の続編も読まなくちゃ!
シー・ラブズ・ユー (2) (東京バンドワゴン)

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ホルモー六景

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