黒談春@紀伊国屋ホール

仕事が終わるのは、どう考えても5時をまわってしまうので、母の面会には間に合わないなぁ・・・。知人に「誰か黒談春いける人?」とメールで聞いてみたけれど、皆様ご多忙で、だめ。こんなプラチナチケットをムダにするのもなぁ・・・。もう当分、生談春は聞けないかもしれないし・・・。
なんていう考えがグルグル頭の中で渦巻き、結局「えいや!」と紀伊国屋ホールへ。
プログラムを見ると、な〜んと「宿屋の仇討」と「札所の霊験」!? え「札所の霊験」ってずいぶん前の独演会で、2回に分けてやった噺だよね・・・。だ、大丈夫?と(笑)。
登場すると「今日は、今までの高座の最長時間を更新します。昼の部の終演は5時10分でした。スタッフに『ほんとに「宿屋の仇討」やらなきゃダメですか?』と言われました」などという話が(笑)。で、夜の部は「札所の霊験」からだそうで。
前回聞いたときも「なんだかよくわからない噺だよなぁ。でも、なんか面白いんだよなぁ」と思ったのですが、今回もまぁ、似たような感想でございます(笑)。70分あまりの口演でした。これでも、噺の半ばだそうで・・・。いっそのこと、来年のにぎわい座は、これをフルバージョンで、ってのはいかがでしょうか? 何回になるんだかわかんないですけど(爆)。ただ、終演後にバッタリお会いしたたすけさんもおっしゃってましたが、これって、いまや、談春師ぐらいしかやらないだろうし、他の人がやって面白くなるか?と聞かれると、ウーンっていう気がするので、何年かに一度、やってくださいませね〜。
休憩中に、3月の麻生区民センター?の独演会のチケット予約を受け付けているという場内アナウンス。さらに、前座さんが「予約してください!」と肉声で叫んでまして、高座に上がった談春師も「来て下さい」と・・・。新宿から30分とはいえ、川崎の1000人入る会場での独演会、さすがの談春師でも苦戦中のようです。わたしも、チケットはとりましたよ。でも、行けるかどうかは、母次第ですね・・・。
で「宿屋の仇討」。これは、志の輔師匠のが好きだ、と談春師はおっしゃってましたが、わたしのマイベストは、談春版。今回は、宴会シーンでお尻で字を書く遊びという、新たな入れ事があり、爆笑。お相撲シーンも、ちょっと前とは変わっているような・・・。
やはり、談春師の爆笑噺は、楽しいです! 「札所の霊験」で打ち出しだと、わたしの個人的な状況としては、ちょっと辛かっただろうな〜。「宿屋の仇討」でいっぱい笑わせていただいて、打ち出しでよかったです!!
あ、ちなみに麻生区民ホール?の独演会は、「紺屋高尾」をやるそうです。結構、気合が入りそう?