コクーン歌舞伎「夏祭浪花鑑」@シアターコクーン

2回目の「夏祭」! 今回は、平場席で、あの熱狂と混沌の世界にどっぷりと浸りつつ拝見してまいりました〜。
配役としては、後半の方がなんとなく好みかな・・・(勘太郎くんのお辰も、よかったのですが、芝のぶちゃんは女形が見たい!というのが大きいのです)。
上からだとディテールが見えなかったので、いろいろと「あ、あそこはそういうことをしていたのね!」という発見もあり、逆に見えなくなったモノもあり。
勘三郎さん、団七という男の生き方を見事に見せてくださった!と思いました。
フラッシュバックとか、蠟燭の灯りとか、長町裏の照明がやっぱり効果的だなぁ〜。それと、二幕目の立回りの場面の精度がものすごくて、こちらが、より舞台に近いところで見ていた、ということを差し引いても、初日に見た時より、明らかによかったです。
意外だったのが、亀蔵さんの存在感がちょっと薄いなぁ〜ということ。
カーテンコールは、初日にくらべると、ちょっとあっさり目に終了。勘三郎さんに舞台に呼ばれた串田さんは「日に日にお客様のテンションが上がって行っていて、怖い」という意味の事をおっしゃってました。
来年のコクーンは、何をなさるんでしょうかね??? 楽しみです。