「ヒデオゼミ」発表会@銕仙会能楽研修所

観世榮夫先生の下でお能を勉強なさっていた、新劇の俳優さんたちによる発表会でした。昨年夏に発表会を予定なさっていたのだそうですが、榮夫先生が急逝されたため、中止に。昨年秋から、お稽古を再開なさって迎えた、最後の発表会。
柴田先生が、この半年、指導なさったとのことで、ご案内をいただいていたので、国立能楽堂から駆けつけました。
お仕舞には間に合わず、素謡「経正」の途中から拝見しました。お能は「隅田川」。子方なしという、観世流では珍しい演出による上演でした(昼の部では、子方ありで上演されたそうです)。この演出は、榮夫先生が横浜能楽堂でなさったそうで、ヒデオゼミの皆さんも、ずっとこの演出でお稽古をつけていただいていたのだそうです。
シテ・ワキ・ワキツレが全員、ヒデオゼミのメンバーの女性で、地謡・後見・囃子方がプロの方達でした。柴田先生は、地頭として参加なさってました。
皆さんの思いのこもった、とてもステキなお舞台でした。
うーん。約2ヶ月後に、この同じお舞台に、発表会で立たせていただく訳ですが「そんな大それた事をして、いいのかしら???」と・・・。レベルはまったく違いますが、一所懸命お稽古して、自分なりのベストが尽せるよう、がんばらねば!と思いました。