「趣向の華」@日本橋劇場

愉しかった〜! 六郎先生の小鼓、本行の手のところは、サスガ!でした。青楓さんは、大鼓・小鼓・唄と大活躍。お声がよくて、楽器もお上手なんですねぇ。宗家との幕外の大薩摩なんて、玄人も真っ青でした。このお二人のある意味、「やりたい放題」(いい意味でですよ、もちろん)は、すばらしい!!
亀三郎くんも、唄にお芝居に大活躍。お芝居は、弟の亀寿くんと二人がやはり抜けてました。ほんとうに、声がステキで、声量もあって、所作もビシっと決まっていて、かっこよかった〜。そして、新悟くんが袴歌舞伎の女形という、ちょっと不利な役所をきちっと勤めていらっしゃいました。お芝居の時は、お父様が2階の隅っこから見守っていらっしゃいました。今のところ、痩せて線が細いので、女形がいいかも? そういえば、去年の納涼の「舌切雀」でも女形でしたね。
あと、萬太郎くんがなかなかがんばってました。亀亀BROS.を相手に堂々としてましたね。昔は10代・20代の若い子たちの勉強会がいろいろありましたが、最近はあまりないみたいなので、こういう機会に、古典じゃないとはいえ、大きな役をするのは、よい勉強になったことでしょう。宗家が作ったお芝居は、やはり古典の手法を取り入れたものでしたしね。
全員揃ってのお稽古は、昨日だけだったようですが、歌舞伎役者の底力を見せていただきました。
来年もまたあるといいなぁ(笑)。