浅草歌舞伎@浅草公会堂

またまた、一部・二部通しにて。「一條大蔵譚」は、どうも相性がよくない芝居のような気がする。曲舞は、傳次郎さんが立鼓だったこともあり、じっくり見られたのだけれど・・・。「土蜘蛛」は、七之助くんの胡蝶と、勘太郎くんの後シテに課題があるかな? でも勘太郎くんの前シテはよかった。
今回の浅草で、なんといってもすばらしかったのが、「一本刀」。勘太郎くんも、亀ちゃんもよかった。「娘道成寺」。先月のとは別モノだからね。
それにしても、やっぱり1ヶ月に5座も開くっていうのは、どうしても地方さんが手薄になるよなぁ・・・。一部のご挨拶の時に勘太郎くんが「ある地方の人に『親子で大曲を3曲も出すのやめて』っ言われました」と言っていたが、ほんと、囃子方は出囃子が多くて、掛け持ちしてる人がいっぱいいて(傳次郎さんは浅草と歌舞伎座が掛け持ちだし、家元(と多分、寛さんも)は国立と歌舞伎座かけもち。)、大変。いい舞台を見るためにも、ちょっと考えてほしいなぁ、松竹さん!